大師匠との仕事
北海道の大師匠が伊豆に来ています。
毎年1月末に来て、その後4月まで暖かい伊豆でみつばちの世話をするのです。
昨日は、大師匠にはんだ付けのやり方を教わりました。
これははちみつを瓶詰めする時に使うタンクに取り付ける網。これではちみつを濾します。
古いのは網目が破れてしまったので、取り外し、ホームセンターで買ってきた網を切って、枠につけるという作業。
見慣れている道具なのですが、自作できるという認識はまるでなかっただけにちょっと驚きます。
大師匠が「こうやってこうやって」とすいすい作業しているのを見ると簡単そうですが、実際は結構コツがいりました。とりあえず完成!
大師匠が来てから、よく昔の遊びとかの話もするのですが、おもちゃにしても、こういう仕事道具にしても、とにかく「自分で作る」ということがたくさんあります。話を聞いていると、ほんとにおもしろそうです。仕事道具に関しては、今みたいな便利な道具がなかったから大変だなあというものもあります。
昔は材料集めから自分たちでしていて、乾電池を分解して取り出したという話も聞いたし、とある場所で、使った後の鉄砲の弾を集めて、それを授業中に削ってネックレスを作っただの、武勇伝がいっぱいです。
今は何でも売っているので、作る必要がなくなってしまい、どうやったらできるかなと工夫するとか、考える時間がありません。私の悪い癖で、ついついマニュアル通りにやってしまうのですが、そこでほかのアイディアマンの大師匠や師匠のアドバイスを聞くと「なるほど!」っていう目からウロコの方法がわかります。
この間は、大師匠に「仏壇用の蝋燭を作っていて、シリコンで型を作ったけど失敗しちゃった」という話をしたら、「竹の細いのでやったらどうだ?」と教えてもらいました。「なあるほど~、それならエコだしいくらでも材料はあるし!」ということで、近々チャレンジしてみたいと思います。