2010年01月23日
蜜蝋キャンドルの型作り体験談
お客様に依頼されて、蜜蝋でお仏壇の蝋燭を試作中です。
1つはみつろうシートを丸めて作る簡単な方法でうまくいきました。(過去のブログでアップしてます)
今回はシリコンの型を使うやり方に挑戦。
北海道の大師匠のところにはシリコンの型がたくさんあって、動物の形のキャンドルだの、ゴージャスな模様がついたキャンドルだのいろいろできます。でもこのシリコンの型、高くてとても手が出ません。そして残念なことにお仏壇用のサイズはありませんでした。
というわけで、自らシリコンの型を作るという、壮大な計画。そんなの見たことも聞いたこともないので、まずインターネットで経験者のブログをチェック。
だんだん気持ちが萎えてきました。しかしそういうわけにはいきません!という気持ちと、もともとなんでも興味持ちたがりなので、とりあえずやってみるか!という気持ちで、シリコン購入までこぎつけました。
一昨日はまずシリコンを流す型を作るところから開始。インターネットでは、油粘土で型を取りたい実物を固定したり、プラスティックの板のようなもので枠を作っている人もいますが、もう少し簡単に紙コップとかでやってる人もいます。私は牛乳パックを利用。
シリコンは高価なので、使用する量を抑えるために牛乳パックはサイズダウン。隙間はきっちりとガムテープでとめました。
蝋燭をまっすぐ、型の中心に立たせるために、下は画鋲で止め、上は蝋燭の芯に糸を通して四隅を止めるという、われながら画期的アイディアを思いついて、型は完成!
師匠に「これでいいかなあ・・・」と聞いてみました。師匠は「シリコンで型を作れるよ」と教えてくれたっきり、忙しいのか、わざとか、私が訪ねるまで全くその先はアドバイスをくれません。
師匠はここでもまた「まあやってみれば」と苦笑いのような、なんとも言えない返答をして、仕事に行ってしまいました。
仕方なく一人でシリコンを型に流す作業。
シリコンはドロッとした液体で、これを型の上から慎重に流し込みます。
すると・・・
ええ~っ!きゃ~っ!ちゃんと隙間なくガムテープを張ったつもりだったのに、シリコンがにじみ出ているではありませんか!急いでそこを補修するも間に合わず・・・。とりあえず手で押さえるしかありません。とほほ・・・。
そしてさらに!固定したはずの蝋燭が、比重の関係で上に浮いてきてしまうのです!そんなこと誰もブログに書いてなかったから全くの想定外!(っていうかそうならないために粘土とかで固定しているのか・・・。)
結局上で押さえ下で押さえで、両手がふさがり、すっかり気持ちは「・・・」
「一体この態勢をいつまで続けなければならないのか・・・確か作業時間は20分と書いてあったから、20分すれば固まるということだね・・・。でも12時間放置するって書いてあるから、すっかり固まるまでにはそれだけかかるってことだ・・・。ええ~っ!」
恐る恐る手をはなしてみると、下の隙間からは、シリコンがじゅくじゅくしみだしてくる・・・上はというと、シリコンの液面に漬かっていたろうそくが、だんだんせりあがってきてしまう・・・。その姿は、「ターミネーター1」のラストシーンで、シュワちゃんが溶鉱炉のどろどろの液体からニューっと出てくるあの恐怖と同じでした。(そんな場面なかったでしたっけ?)
またしばらく手で押さえ…とやっていてとりあえず30分もしたらなんとか放置できる状態になりました。全く冷や汗。
どうなっているかなあ…心配は、上はちゃんと型の中心になっているけど、下は、もしかしたらずれてるかも・・・。とおもいつつ、12時間待ちました。
そして今朝!ついに型から取り出すことに!
じゃじゃ~ん!!
結果は・・・
心配していたことがまさしく起こってしまいました。
蝋燭は斜めになっていて、下の方はシリコン型の隅に収まっていました。これじゃ使えない~
これで1回分シリコン700円なり。パーになってしまいました。
まあいい経験をしたけど、結論は「売っているシリコン型は高いものではない」ということ。私の場合、欲しい形の型がないから仕方がないけど、買う方が断然お得!(よっぽどやる気のある人でない限り・・・)
しかし私は、また繰り返し挑戦するのです!
成功したら写真撮ってアップしますね~お楽しみに!
1つはみつろうシートを丸めて作る簡単な方法でうまくいきました。(過去のブログでアップしてます)
今回はシリコンの型を使うやり方に挑戦。
北海道の大師匠のところにはシリコンの型がたくさんあって、動物の形のキャンドルだの、ゴージャスな模様がついたキャンドルだのいろいろできます。でもこのシリコンの型、高くてとても手が出ません。そして残念なことにお仏壇用のサイズはありませんでした。
というわけで、自らシリコンの型を作るという、壮大な計画。そんなの見たことも聞いたこともないので、まずインターネットで経験者のブログをチェック。
だんだん気持ちが萎えてきました。しかしそういうわけにはいきません!という気持ちと、もともとなんでも興味持ちたがりなので、とりあえずやってみるか!という気持ちで、シリコン購入までこぎつけました。
一昨日はまずシリコンを流す型を作るところから開始。インターネットでは、油粘土で型を取りたい実物を固定したり、プラスティックの板のようなもので枠を作っている人もいますが、もう少し簡単に紙コップとかでやってる人もいます。私は牛乳パックを利用。
シリコンは高価なので、使用する量を抑えるために牛乳パックはサイズダウン。隙間はきっちりとガムテープでとめました。
蝋燭をまっすぐ、型の中心に立たせるために、下は画鋲で止め、上は蝋燭の芯に糸を通して四隅を止めるという、われながら画期的アイディアを思いついて、型は完成!
師匠に「これでいいかなあ・・・」と聞いてみました。師匠は「シリコンで型を作れるよ」と教えてくれたっきり、忙しいのか、わざとか、私が訪ねるまで全くその先はアドバイスをくれません。
師匠はここでもまた「まあやってみれば」と苦笑いのような、なんとも言えない返答をして、仕事に行ってしまいました。
仕方なく一人でシリコンを型に流す作業。
シリコンはドロッとした液体で、これを型の上から慎重に流し込みます。
すると・・・
ええ~っ!きゃ~っ!ちゃんと隙間なくガムテープを張ったつもりだったのに、シリコンがにじみ出ているではありませんか!急いでそこを補修するも間に合わず・・・。とりあえず手で押さえるしかありません。とほほ・・・。
そしてさらに!固定したはずの蝋燭が、比重の関係で上に浮いてきてしまうのです!そんなこと誰もブログに書いてなかったから全くの想定外!(っていうかそうならないために粘土とかで固定しているのか・・・。)
結局上で押さえ下で押さえで、両手がふさがり、すっかり気持ちは「・・・」
「一体この態勢をいつまで続けなければならないのか・・・確か作業時間は20分と書いてあったから、20分すれば固まるということだね・・・。でも12時間放置するって書いてあるから、すっかり固まるまでにはそれだけかかるってことだ・・・。ええ~っ!」
恐る恐る手をはなしてみると、下の隙間からは、シリコンがじゅくじゅくしみだしてくる・・・上はというと、シリコンの液面に漬かっていたろうそくが、だんだんせりあがってきてしまう・・・。その姿は、「ターミネーター1」のラストシーンで、シュワちゃんが溶鉱炉のどろどろの液体からニューっと出てくるあの恐怖と同じでした。(そんな場面なかったでしたっけ?)
またしばらく手で押さえ…とやっていてとりあえず30分もしたらなんとか放置できる状態になりました。全く冷や汗。
どうなっているかなあ…心配は、上はちゃんと型の中心になっているけど、下は、もしかしたらずれてるかも・・・。とおもいつつ、12時間待ちました。
そして今朝!ついに型から取り出すことに!
じゃじゃ~ん!!
結果は・・・
心配していたことがまさしく起こってしまいました。
蝋燭は斜めになっていて、下の方はシリコン型の隅に収まっていました。これじゃ使えない~
これで1回分シリコン700円なり。パーになってしまいました。
まあいい経験をしたけど、結論は「売っているシリコン型は高いものではない」ということ。私の場合、欲しい形の型がないから仕方がないけど、買う方が断然お得!(よっぽどやる気のある人でない限り・・・)
しかし私は、また繰り返し挑戦するのです!
成功したら写真撮ってアップしますね~お楽しみに!
Posted by melissa at 11:12│Comments(0)
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